ポーラー取付け前
水質:強い腐食性 ランゲリア指数L=−0.8※
ポーラー取付け後
水質:平衡状態 ランゲリア指数L=−0.1※
金型温調循環水(型恒温タンク内)
※ランゲリア指数とは循環水の性質を示す指数で多項目の分析データより算出します。
L<0では腐食しやすい水質
L = 0では平衡状態
L>0ではスケールが付着しやすい水質となります。
【お客様名】
T社T工場 殿(愛知県田原市)
【設置目的】
金型の温調水配管の錆、スケールを除去し、金型の温調効率を上昇させることを目的とする。
【設置機器】
ポーラーポンプシステム(PPS-15型)
【効 果】
設置前は、鉄分の多い赤茶色の水が1ヵ月を経過するとポーラーの凝集作用により非常に透明度の高い水になってきた。
運転開始後しばらくはPPS-15型内蔵のフィルターでは錆色の溶解鉄分は、粒子が細かすぎて取れないが、処理を開始して2週間ほどで、ポーラーの6000ガウスという強力な磁場により黒色の鉄の凝集状態となりフィルターにキャッチされるようになって透明度の高い防食水に改善されてきた。
最初から数ミクロンのフィルターを使うとすぐに詰まってしまい、フィルターの交換頻度が上がり大変手間がかかる。このためポーラーポンプシステムは粗取りフィルター使い、交換頻度を少なくし、手間のかからないようにしている。
水分析のデータより、ランゲリア指数は、−0.8と言う強い腐食性から、−0.1の平衡状態の水質に変化してきている。
このことより今まで各部に錆を生じさせやすかった水質が錆を生じさせにくく、さらにスケールのつきにくい水質に変化したことが分かる。
また、水分析のデータより金型、配管内部のスケール等が取れ始めていることや、フィルターでキャッチされた鉄分が黒ずんでおり、これらを集めて磁石に近づけると鋭く吸着することより防食皮膜を形成するマグネタイトができはじめていることが分かる。
以上のことより、ポーラーポンプシステムを取り付けたことによる効果が確認できた。
※お客様の設備の使用状況や水質の状況によって各種ご提案をさせて頂いております。上記はその1例です。
アクアクリアの製品紹介ページ、技術の項目にて、「不純物イオンを水中にて凝集結晶化させ汚れの防止を可能とします」と記載してある点に関して実際の効果を紹介致します。
アクアクリア設置前
濁度:5.2 色度:9.0
アクアクリア設置前の冷却水槽ですが、汚れが目立ち白濁しております。
水の濁りが非常に大きいです。
アクアクリア設置後
濁度:0.9 色度:1.0
アクアクリア設置後の冷却水槽(約40日後)ですが、凝集結晶化が促進され、水の濁りがなく、透明になりました。水槽の底まで目視できております。
【お客様名】 R軽金属工業(株) 殿(静岡市)
【設 置】 アクアクリアP-100×1台
【使用目的】 オイルクーラーとビレットヒーターのスケールスライム対策
【効 果】 夏場の高圧カットなし。水質改善。